“うめごよみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
梅暦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小倉庵おぐらあん長次の近くだった。梅暦うめごよみ挿絵さしえで見るようなはぎまがきで一軒家、家賃も安いし、近所も気楽である。そこへ、越してからすぐ札を出したのが
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
類聚るいじゅう』に出でし句と覚ゆれど、予のはじめこれを見て艶麗えんれいの感に堪へざりしは、春水しゅんすいの『梅暦うめごよみ』の中にありしなり。
俳句の初歩 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
みせは耶蘇教主義であるが、角谷は夜毎の家庭かてい祈祷会きとうかいなどに出るのをいやがって居た。彼の本箱には、梅暦うめごよみや日本訳のマウパッサン短篇集たんぺんしゅうが入って居た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)