“うまのり”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬乗100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広巳は双子に帯際にきつかれながら、俯伏うつぶせに倒れた紺の腹掛の上に馬乗うまのりになっていた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
二人は向いあって、腰掛に馬乗うまのりに腰かけていた。木村は、軽い元気のない咳をした。
(新字新仮名) / 黒島伝治(著)
再度にど吃驚びっくりしたというのは、仰向きに寝ていた私の胸先に、着物も帯も昨夜ゆうべ見たと変らない女が、ムッと馬乗うまのりまたがっているのだ、私はその時にも、矢張やっぱりその女を払いける勇気が出ないので
女の膝 (新字新仮名) / 小山内薫(著)