“うでどけい”の漢字の書き方と例文
語句割合
腕時計100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一十五分前ふんまへだ‥‥」と、わたし覺束おぼつかない星明ほしあかりに腕時計うでどけいをすかしてながらこたへた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
かれは、枝を一本おろすごとに、自分の腕時計うでどけいを見た。最初見たときには、二時間半までには、まだ四十分以上の時間が残されていたので、かれの気持ちには、かなりのゆとりがあった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
赤シャツの農夫はすこしわらってそれを見送みおくっていましたが、ふと思い出したように右手をあげて自分の腕時計うでどけいを見ました。そして不思議ふしぎそうに
耕耘部の時計 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)