“いんぶん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
韻文66.7%
允炆16.7%
韵文16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前回の手紙につき、急ぎ釈明しゃくめいのため一言いちごんします。父上は、あの手紙が韻文いんぶんになっていることをお気づきにならなかったのです。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
建文皇帝いみな允炆いんぶん、太祖高皇帝の嫡孫なり。御父おんちち懿文いぶん太子、太祖にぎたもうべかりしが、不幸にして世を早うしたまいぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
衆臣驚きおののきて面々あいるばかり、しばらくはものいう者も無し。やゝありて天子、数なり、とおおせあり。帝のいみな允炆いんぶん応文おうぶんの法号、おのずから相応ずるが如し。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いや、これは歌ではない、単純明亮たんじゅんめいりょうに山に向って呼びかけた言葉に過ぎないけれど、茂太郎が叫ぶと、韵文いんぶんのように聞える。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)