“いんぎん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慇懃98.6%
殷懃0.8%
慇勲0.3%
殷勤0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒絽くろろの羽織をひっかけた、多少は酒気もあるらしい彼は、谷村博士と慇懃いんぎんな初対面の挨拶をすませてから、すじかいに坐った賢造へ
お律と子等と (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
長野が牛の様な身体を殷懃いんぎんに運んで机の前に出て
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
私は慇勲いんぎんに、私の誤解をびた。
目羅博士の不思議な犯罪 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
老人も殷勤いんぎんに後始末をして出ていった。
阿繊 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)