“いんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慇懃33.3%
院参33.3%
陰惨33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内には言い争うごとき声聞こえしが、また静かになりて戸は再びあきぬ。さきの老媼は慇懃いんざんにおのが無礼の振る舞いせしをびて、余を迎え入れつ。
舞姫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
冷泉院から御懇切に女御にょごとして院参いんざんをさせるようにとお望みになって、昔尚侍がお志を無視して大臣へとついでしまったことまでもまた恨めしげに仰せられて
源氏物語:46 竹河 (新字新仮名) / 紫式部(著)
うすあかくいつそう陰惨いんざんな雲から
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)