“いふほど”の漢字の書き方と例文
語句割合
云程100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
追拂おひはらはれ富澤町に若松屋金七と云者いふもの幸之進と入魂じゆこん故此者の方へ引移ひきうつり世話になりけるが如何なる過去くわこの因縁にや漸々小野田が方へ縁付安堵あんどせしに間もなく又もや思ひの外の災難さいなんにて再び流浪るらうの身となり親子涙のかわひまなき所に廿日ばかりたつうち近所きんじよより出火と云程いふほどこそあれ大火となり若松屋金七も類燒るゐせうしければ是までの如くは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)