“いひよど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言淀66.7%
云淀33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『あの、』と省吾は言淀いひよどんで、『母さんがねえ、今夜は早く父さんに御帰りなさいツて。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
ふと言淀いひよどむかして、だまつて、美人びじん背後うしろ振向ふりむいた。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
『ナニ、猪子蓮太郎?』と銀之助は言淀いひよどんで、『の先生は——あれは例外さ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
をんな一寸ちよつと言淀いひよどんで
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
矢張やは時勢じせいうとい女の事でたちま云淀いひよどんでしまつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)