トップ
>
いのつ
ふりがな文庫
“いのつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
渭之津
66.7%
渭津
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渭之津
(逆引き)
この
渭之津
(
いのつ
)
の城からのろしをあげれば、声に応じて西国の諸大名、京の堂上、それに加担するものなどが、ときの声をあげるだろう。
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ために、
富田
(
とんだ
)
の浦は血に赤く、河原は
鬼哭啾々
(
きこくしゅうしゅう
)
として、無残というも
愚
(
おろ
)
かなこと、長く、
渭之津
(
いのつ
)
の城に
怪異妖聞
(
かいいようぶん
)
やむことを知らず、という結果になりました
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
渭之津
(
いのつ
)
城を脚下にふみ、広大なる大海の
襟度
(
きんど
)
に直面しながら、思いのほか、重喜の心が
舞躍
(
ぶやく
)
してこないのも、かれの眉が、ともすると、針で突かれたようになるのも
鳴門秘帖:04 船路の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たとえ、尊王の赤心、反徳川の意気、胸に炎々たるものがあっても、下手なことをしたひには、
藩祖正勝
(
はんそまさかつ
)
以来の
渭之津
(
いのつ
)
の城の白壁に、
矢玉
(
やだま
)
煙硝玉
(
えんしょうだま
)
の穴があくはめとなる。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いのつ(渭之津)の例文をもっと
(2作品)
見る
渭津
(逆引き)
十三年四月赤松殿
阿波国
(
あわのくに
)
を
併
(
あわ
)
せ領せられ候に及びて、
景一
(
かげかず
)
は三百石を加増せられ、
阿波郡代
(
あわぐんだい
)
となり、同国
渭津
(
いのつ
)
に住居いたし、
慶長
(
けいちょう
)
の初まで勤続いたし
候
(
そろ
)
。
興津弥五右衛門の遺書
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
いのつ(渭津)の例文をもっと
(1作品)
見る