“いっかりゅう”の漢字の書き方と例文

語句	割合
一火流	100.0%

一火流

大講会（だいこうえ）の空を飛行（ひこう）して、試合（しあい）の心をみだす奇怪（きかい）な女を、拙者（せっしゃ）が一火流（いっかりゅう）の砲術（ほうじゅつ）をもって撃（う）ち落とし、かく衆人（しゅうじん）のさわぎを取りしずめたものを

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

しかるに、ここに泉州（せんしゅう）堺（さかい）の住人（じゅうにん）、一火流（いっかりゅう）の石火矢（いしびや）と又助流（またすけりゅう）の砲術（ほうじゅつ）をもって、畿内（きない）に有名な鐘巻一火（かねまきいっか）という火術家（かじゅつか）。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

かれが大久保長安（おおくぼながやす）にいったことばは、すこしもうそのないところである。かれが一火流（いっかりゅう）の手のうちを見せようとはかってした行為（こうい）の目的（もくてき）はたっしている。

神州天馬侠 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)