“いちぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イチギ
語句割合
一儀37.5%
一議37.5%
一義25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやしくも、成政は、人でおざれば、犬との交際つきあいには、事ごとに、蔑視べっしをくれておるにはおるが——このたび徳川どのへ申し入れた一儀いちぎは決して私怨しえんなどではない、公憤でござる
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一議いちぎにおよばず、貴意にまかすといって来た。これでよかろう」
それがしが望みというは、せっかく人として生れ、人の生涯の終りにも近づきおれば、このにあたって、人たるの道を踏みはずしたくない、という一義いちぎに極まりまする。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)