“いたのま”の漢字の書き方と例文
語句割合
板間100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄関の板間いたのまに晨は伏目ふしめに首を振りながら微笑ほゝゑんで立つて居た。榮子は青味の多い白眼がちの眼で母をじろと見て、口をゆがめた儘障子に身を隠した。格別大きくなつて居るやうではなかつた。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
その横が生垣いけがきに成って居りますから、およそ七八軒奥のほうに家が建って居まして、表のかたは小さい玄関ようで、踏込ふみこみが一間ばかり土間に成って居ります、又式台という程では有りませんがあがり口は板間いたのま
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と、この時、梯子段下の板間いたのまで一時に起る物音、人声。