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いくび
ふりがな文庫
“いくび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
猪首
94.9%
猪頸
5.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猪首
(逆引き)
小男の岩城播磨守は
猪首
(
いくび
)
に口をへの字に曲げて、長身、
痩躯
(
そうく
)
、
白皙
(
はくせき
)
、
胡麻塩
(
ごましお
)
、
各人各様
(
かくじんかくよう
)
の一癖ありげな面だましいだ。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
殊に赤と白と三角模様の
倭衣
(
しずり
)
の
袖
(
そで
)
をまくり上げた、
顔中
(
かおじゅう
)
鬚
(
ひげ
)
に
埋
(
うず
)
まっている、
背
(
せい
)
の低い
猪首
(
いくび
)
の若者は、誰も持ち上げない巌石を自由に動かして見せた。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いくび(猪首)の例文をもっと
(37作品)
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猪頸
(逆引き)
この酒店の主人というのは、
猪頸
(
いくび
)
の、勇敢そうな、三十歳くらいの男であった。そして熱しやすい気性の人間に違いなかった。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
然も
猪頸
(
いくび
)
で全然どちらへも曲らない。どちらへも曲らないから、自然、話し相手の顔は滅多に見ないで、いつも暖炉の端か扉口へ眼をやっているのだ。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
いくび(猪頸)の例文をもっと
(2作品)
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