“あるみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有海50.0%
荒海50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る時は、草の根を這ううずらのように——或る時は野鼠のようなはやさで——彼はようやく有海あるみはらまで敵の眼をかすめて来た。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この天嶮てんけんの濠をなしている河流をへだてて、西南の一部は、平野であった。有海あるみはら篠場しのばはらなどと呼ばれている。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
極楽寺ごくらくじ山は設楽ヶ原いちめんを前に、遠くは敵のとび清井田きよいだ有海あるみはらなどを、指さすことができる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これはもと擇捉島えとろふじま荒海あるみに」と
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)