“あらかべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粗壁50.0%
荒壁45.0%
新壁5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というよりはむし粗壁あらかべのままで——ちょうど今時、屯田兵とんでんへいの宿舎や、ドイツ人の移民の住居に建てられているような家だ。
雲雀ひばりは鳴いて居たが、初めて田舎のあばら住居ずまいをする彼等は、大穴のあいた荒壁あらかべ、吹通しの床下ゆかした建具たてぐは不足し
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
が、まず庭に、見事に手が届いているのが、吉良のに落ちなかった。そして玄関をはいると、新壁あらかべと、あたらしい畳のにおいが、鼻をついた。
元禄十三年 (新字新仮名) / 林不忘(著)