“あやぶ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
98.3%
危惧1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二葉亭の作を読んで文才を疑う者は恐らく決してなかろうと思うが、二葉亭自身は常に自己の文才をあやぶんで神経的に文章を気に病んでいた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
勝平の鉄のようなかいなが何となく頼もしいように思えた。逗子ずしの停車場から自動車で、危険な海岸伝いに帰って来ることが何となくあやぶまれ出した。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
つまり貴方の偏見が危惧あやぶまれてならないのですわ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)