“あやにしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
綾錦94.7%
文錦5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうちでも金襴きんらん羽二重はぶたえ縮緬ちりめん緞子どんす繻珍しゅちん綾錦あやにしき綸子りんず繻子しゅす、モミ、唐縮緬、白地薄絹、絹糸、絹打紐、その他銀塊、薬種等も多く輸入されます。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
還って来た時には綾錦あやにしきの衣を着て、その上を海のおおうていた。脱がせて常の麻衣あさごろもに着かえさせると、たちまちにして前の衣裳いしょうが見えなくなったとある。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
文錦あやにしきやさしきまゆに切り結ぶ火花の相手が、相手にならぬと見下げられれば、手を出す必要はない。取除者とりのけものを仲間に入れてやる親切は、取除者の方で、うるさくからまってくる時に限る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)