“あぶらがし”の漢字の書き方と例文

語句	割合
油菓子	100.0%

油菓子

人力曳（じんりきひ）きたちは、お客（きゃく）を待（ま）っているあいだ、することがないので、つい、駄菓子箱（だがしばこ）のふたをあけて、油菓子（あぶらがし）や、げんこつや、ぺこしゃんという飴（あめ）や

牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) ／ 新美南吉(著)

店（みせ）にはいって来（き）た海蔵（かいぞう）さんは、いつものように、駄菓子箱（だがしばこ）のならんだ台（だい）のうしろに仰向（あおむ）けに寝（ね）ころがってうっかり油菓子（あぶらがし）をひとつ摘（つま）んでしまいました。

牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) ／ 新美南吉(著)

そこで井戸掘（いどほ）りの新五郎（しんごろう）さんは、油菓子（あぶらがし）をかじりながら、つまらぬ話（はなし）を大（おお）きな声（こえ）でしていました。

牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) ／ 新美南吉(著)