“あせび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬酔木69.2%
馬醉木23.1%
馬酔7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからまたもヒョロリヒョロリと、嘉門は千鳥に歩き出したが馬酔木あせびくさむらの元まで行くと、またまたグルリと振り返った。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
はる馬醉木あせびに、蝦夷菫えぞすみれかざしぬ、はなを。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
「しかし君は、そうした犯人に関する意見を、何故なぜに司法主任の馬酔あせび君に話さなかったのですか。その方が正当の順序じゃないですか」
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
本署からは剛腹で有名な巨漢おおおとこの司法主任馬酔あせび警部補と、貧相な戸山警察医のほかに、刑事が二名ばかり来ていた。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)