“あずさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これによりて従来乱用せられつつある国権を制し国帑こくど濫費らんぴを防ぐが故にこれを実行し、あずさ君は今日の会計検査官の地位を占めたのである。
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
わしなんぞも今はまだ、腰にあずさも張らぬものの、やがてはあの庭先で、箒木ほうきを取っている下僕しもべのように、ヨボヨボしてしまわねばならぬのじゃ
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
そうして、森からは弓材になるまゆみつきあずさが切り出され、鹿矢ししやの骨片の矢の根は征矢そや雁股かりまたになった矢鏃やじりととり変えられた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)