“あすかやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飛鳥山92.9%
飛島山7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛鳥山あすかやまの茶店で多勢おおぜい芸者や落語家はなしかを連れた一巻いちまきと落ち合って、向うがからかい半分に無理いした酒に、お前は恐ろしく酔ってしまって
深川女房 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
訓練不足の民衆と、乱雑不整頓、無茶苦茶の都会交響楽であり、飛鳥山あすかやまの花見の泥酔の中で競馬が始まった位の混乱だ。
十八になつたばかりの、咲きめた櫻のやうに美しいお仙は、町内の花見の連中に加はつて、飛島山あすかやまへ行つたのです。
「知つてるよ、それで巣鴨へ花見に行かうといふんだらう。向島か飛島山あすかやまなら花見も洒落しやれてゐるが、巣鴨の田圃で蓮華草れんげさうむなんざ、こちとらの柄にないぜ、八」
「面白がつて笑つて居たさうですよ、薄情な野郎で。尤も、それから直ぐ飛島山あすかやまの花見で、戀わづらひでせう。戀患ひでもしようと言ふふてえ野郎は、他の女の子のことなんか、思ひやりがないわけで」