“あじは”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「文化生活」と云ふものも、あじはつて置いて損はない。そんな一種皮肉な気持もあつて、例の微苦笑を湛へながら、兎も角も其の当時在つた江木えぎの楼上へ行つて見た。
私の社交ダンス (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
巴里の夜のグランブルバアルの人波を分けて行くあじはひを是れから得ようとして居ると云ふのである。
註釈与謝野寛全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
さて残りたる米を粥に作りて何のあじはひも無く腹を満たし、梅干、塩、味噌なぞを嘗めながら、日もすがら為す事も無く方丈にて籠もり、前の和尚の使ひ残したる罫紙を綴ぢ
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)