“あしざわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足触50.0%
葦沢25.0%
足障25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらのアカシアの花ざかりだった頃は、その道はあんなにも足触あしざわりがやわらかで、新鮮しんせんな感じがしていたのに、今はもう、あちこちに凸凹でこぼこができ、きたならしくなり、何んだかいやなにおいさえしていた。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
呼び止めた男は、いばら組の沼沢甚右衛門、葦沢あしざわ弥兵衛、桜場隼人さくらばはやとなどだった。見れば大地へ姿を揃えて平伏している。そして誠意を示して云うのだった。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、いばら組から脱した沼沢甚右衛門は、常陸ひたち真壁まかべに、葦沢あしざわ弥兵衛は武州牛久在うしくざいに、桜場隼人さくらばはやとは三州挙母ころも村に、それぞれ一道場を持って大いに道風を興したとある。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
去年ながらの落葉をめこんで、足障あしざわりが柔かく、陰森なる喬木林から隠顕する富士は赤ッちゃけた焼土で、釈迦しゃか割石わりいしと富士山中の第二高点、見ようによっては
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)