“あけぼのいろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
曙色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曙色あけぼのいろ薔薇ばらの花、「時」の色「」の色を浮べて、獅身女面獸スフインクス微笑ほゝゑみを思はせる暗色あんしよく薔薇ばらの花、虚無きよむに向つて開いた笑顏ゑがほ、その嘘つきの所が今に好きになりさうだ、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
三名が、いかに足の限り駈けても、まだ山之木郷までは到底、行き着いていまいと思われる頃に——青い月空の一方に、炎というよりは、夜明けの美しさに似た曙色あけぼのいろの光がうっすらめていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)