“あけいろ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:アケイロ
語句割合
曙色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万法蔵院の晨朝じんてうの鐘だ。夜の曙色あけいろに一度騒立さわだつた物々の胸をおちつかせる様に、鳴りわたる鐘のだ。いつぱし白みかゝつて来た東は、更にほの暗いれの寂けさに返つた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
万法蔵院の晨朝じんちょうの鐘だ。夜の曙色あけいろに、一度騒立さわだった物々の胸をおちつかせる様に、鳴りわたる鐘のだ。いっぱし白みかかって来た東は、更にほの暗いれの寂けさに返った。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)