“あきやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
秋山63.6%
明山36.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人ふたりけどぎがたき秋山あきやまをいかにかきみがひとりえなむ 〔巻二・一〇六〕 大伯皇女
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
秋山あきやま黄葉もみぢあはれとうらぶれて入りにしいもは待てど来まさず
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
この時代に巣山すやま留山とめやま明山あきやまの区別ができ、入山いりやま伐木を人民の自由に許した明山たりとも五種の禁止木の制を立て、そのかわりに木租の上納は廃された。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この地方には巣山すやま留山とめやま明山あきやまの区別があって、巣山と留山とは絶対に村民の立ち入ることを許されない森林地帯であり、明山のみが自由林とされていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)