“あかしちぢみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
明石縮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう云う気にならせまいと、わたしは何不自由もしない顔をして、丁度夏の事でしたから、或日あるひ明石縮あかしちぢみ一反、或日は香水を買ってやった事もあります。
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そこへ「只今ただいま帰りました」と、お春が汗でになった顔をして、明石縮あかしちぢみをよれよれにして這入はいって来た。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ちぢみでは十日町とおかまちの「明石縮あかしちぢみ」もありますが、小千谷の上布じょうふくはありません。江戸時代この方実に見事な仕事を見せました。塩沢しおざわが今はかえって中心であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)