“あいち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
年魚市45.5%
愛知27.3%
隘地18.2%
阿伊智9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大毎東日との関係はそこで絶たれてしまって第八冊の「年魚市あいちの巻」は全く新聞雑誌に公表せず書き下しのまままとめて出版したのである
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)
されば南シナ海の低気圧は岐阜ぎふ愛知あいちに洪水を起こし、タスカローラの陥落は三陸に海嘯かいしょうを見舞い、師直もろなおはかなわぬ恋のやけ腹を「物の用にたたぬ能書てかき」に立つるなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
また遊撃隊として、点々の小隊が、諸所の隘地あいちにほぼ五十から百人程度。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
年魚市あゆち潟」は、和名鈔に尾張国愛知郡阿伊智あいちとあり、熱田南方の海岸一帯が即ち年魚市(書紀に吾湯市)潟で、桜はその一部である。今の熱田新田と称する辺もいにしえは海だったろうと云われている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)