“年魚市”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいち83.3%
あゆち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのお銀様以外の一人というのが、年魚市あいちの巻から姿を現わして、岡崎藩を名乗った梶川与之助という振袖姿の美少年でありました。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大毎東日との関係はそこで絶たれてしまって第八冊の「年魚市あいちの巻」は全く新聞雑誌に公表せず書き下しのまままとめて出版したのである
生前身後の事 (新字新仮名) / 中里介山(著)
年魚市あゆち潟」は、和名鈔に尾張国愛知郡阿伊智あいちとあり、熱田南方の海岸一帯が即ち年魚市(書紀に吾湯市)潟で、桜はその一部である。今の熱田新田と称する辺もいにしえは海だったろうと云われている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)