月に吠えるつきにほえる01 序01 じょ
萩原君。 何と云つても私は君を愛する。さうして室生君を。それは何と云つても素直な優しい愛だ。いつまでもそれは永続するもので、いつでも同じ温かさを保つてゆかれる愛だ。此の三人の生命を通じ、縦しそこにそれぞれ天稟の相違はあつても、何と云つてもお …
題名が同じ作品
月に吠える:02 月に吠える (新字旧仮名)萩原朔太郎 (著)