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『水不足』
ふりがな文庫
『
水不足
(
みずぶそく
)
』
この土地には水が缺乏してゐる。震災後は殊にひどくなつた。地盤が動搖して水脉が狂つたのか、多くの井戸が涸れてしまつた。昔から、どんな旱魃が續いた時にも、水量の減じたことのないと云はれてゐた山ノ手の大井戸でさへ、一月十五日の二度目の大地震のため …
著者
正宗白鳥
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「改造 第七巻第十号」改造社、1925(大正14)年10月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約12分(500文字/分)
朗読目安時間
約20分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
入
(
はひ
)
幸福
(
しあはせ
)
主婦
(
かみ
)
鑿
(
ほ
)
詰
(
なじ
)
放散
(
ほつち
)
鑿賃
(
ほりちん
)
主婦
(
おかみ
)
老人
(
としより
)
稍々
(
やや
)
生活
(
くらし
)
灰汁
(
あく
)
旱魃
(
かんばつ
)
敏
(
さと
)
懷中
(
ふところ
)
彳
(
たたず
)
店僮
(
てんどう
)
年齡
(
とし
)
古水
(
ふるみず
)
今朝
(
けさ
)
今年
(
ことし
)