『春:〔風船に〕』
風船にひつぱられて小鳥は中空たかくのぼつていつた 風船はくるめく日傘をまはしあたたかな銀の雨を降らした 小鳥はむしやうにうれしくなり力いつぱいそのすずを鳴らした それにしても風船にのれない重たい心——ぼくは丘のクツサンの中でじたばたする あ …
著者 | 森川義信 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 詩歌 |
初出 | 「ルナ 13集」1938(昭和13)年4月 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約1分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約1分(300文字/分) |
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