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『一少女』
ふりがな文庫
『
一少女
(
いちしょうじょ
)
』
私達が北満洲に行つた時の話ですが、あのセミヨノフ将軍の没落した後のロシアの避難民のさまは悲惨を極めたものだつたさうです。何でもハルビンも危険だといふので、手に手を取つて松花江の氷の上をわたつて、陸続として長春から吉林の方へ入つて来たのださう …
著者
田山録弥
著者
田山花袋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「令女界 第五巻第三号」1926(大正15)年3月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
蹲踞
(
うづくま
)
徐
(
しづ
)
纔
(
わづ
)
上衣
(
うはぎ
)
吉林
(
きつりん
)
幾重
(
いくへ
)
苦力
(
クリー
)
中
(
うち
)
彼処
(
かしこ
)
扉
(
ドア
)
日向
(
ひなた
)
穿
(
は
)
絵具
(
えのぐ
)
跣足
(
はだし
)
身装
(
みなり
)
韈
(
くつした
)