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『百物語』
ふりがな文庫
『
百物語
(
ひゃくものがたり
)
』
今から八十年ほどの昔——と言いかけて、O君は自分でも笑い出した。いや、もっと遠い昔になるのかも知れない。なんでも弘化元年とか二年とかの九月、上州の或る大名の城内に起った出来事である。 秋の夜に若侍どもが夜詰めをしていた。きのうからの雨のふり …
著者
岡本綺堂
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約12分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
距
(
はな
)
如何
(
いかが
)
夜詰
(
よづ
)
白
(
しら
)
目前
(
もくぜん
)
筧
(
かけい
)
行燈
(
あんどう
)
上州
(
じょうしゅう
)
五間
(
いつま
)
出来
(
しゅったい
)
夜伽
(
よとぎ
)
数
(
かず
)
本復
(
ほんぷく
)
生霊
(
いきりょう
)
窶
(
やつ
)
縊
(
くく
)
題名が同じ作品
百物語
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)