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『昔の火事』
ふりがな文庫
『
昔の火事
(
むかしのかじ
)
』
こちとらは、タオルがスフになったばっかりでもうだつがあがらないが、この頃儲けている奴は、まったく思いもかけないようなところで儲けてるんだねえ。理髪屋の親方の碌三がそう云い出した。中学校や女学校の試験が新考査法になって、いっとう儲けたのは誰だ …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「改造」1940(昭和15)年4月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約21分(500文字/分)
朗読目安時間
約35分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
凝
(
じ
)
縮
(
ちぢみ
)
擲
(
なぐ
)
噯
(
おくび
)
少時
(
しばらく
)
愈々
(
いよいよ
)
櫟
(
くぬぎ
)
沁々
(
しみじみ
)
竈
(
かまど
)
菰
(
こも
)
跣足
(
はだし
)
跼
(
かが
)
金
(
かね
)
開鑿
(
かいさく
)
陽炎
(
かげろう
)
齲歯
(
むしば
)