“赤痢”の読み方と例文
読み方割合
せきり100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二百疋の子供は百九十八疋までありに連れてかれたり、行衛不明ゆくえふめいになったり、赤痢せきりにかかったりして死んでしまいました。
蜘蛛となめくじと狸 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
われは心ひそか赤痢せきりに感染せしなるべしと思ひ付くや人の話にてこの病の苦しさを知り心は戦々兢々せんせんきょうきょうたり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
虎列剌コレラ病博士とか腸窒扶斯ちょうチフス博士とか赤痢せきり博士とかもっと判然と領分を明らかにした方が善くはないかと思う。
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
私たちは子供のときから何十たびか夜店の西瓜を買って食ったが、幸いに赤痢せきりにもチブスにもならないで、この年まで生きて来た。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あきぼんには赤痢せきりさわぎもしづんであたらしいほとけかずえてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その秋の赤痢せきり流行りゅうこうのさい、親子おやこ五人ひとりものこらず赤痢せきりをやった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
赤痢せきりとか虎列剌これらとかその他恐るべき流行病は大概飲用水から起ります。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
この村今は赤痢せきりにかかるもの多ければ、年若くさかんなるものどもはそのためにはしり廻りて暇なく、かつはまた高砂石見せまいらするしるべせんとて川中に下り立ち水に浸りなどせんは病をくおそれもあれば
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)