“赤飯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せきはん50.0%
こわめし22.7%
あかめし9.1%
こわ9.1%
おこは4.5%
おこわ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文「あゝ、そう/\、気の毒ながら米は其の儘文治が受取ります、明日みょうにち後役あとやく引受ひきうけの祝いとして、一同の者へ赤飯せきはんを振舞ってやるぞ」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なるほど、武蔵の木皿には、まだ赤飯こわめしが食べ残っていた。それがなくなったら行くというに違いない。伊織は、そう思い直して神妙に
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
会葬者には赤飯あかめしに奈良漬、味噌漬を副へた辨当が供せられた。初め伊沢氏で千人前を準備したが、剰す所はいくばくもなかつたさうである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「どれから先に食べたっていいじゃないか、ねえ、与八さん、与八さんの好きなのから先にお食べ、お団子でも、てんぷらでも、お赤飯こわでも、かまわないから、遠慮しないでたくさんお食べ……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
赤飯おこはうれしいな、じつ今日けふなんだ、山下やましたとほつた時、ぽツ/\と蒸気けむつてたからひてえと思つたんだが、さうか、其奴そいつ有難ありがてえな、すぐはう。
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
みの「私が赤飯おこわべたんだよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)