“赤銅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃくどう60.9%
しやくどう19.6%
あかがね17.4%
あか2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大柄で筋骨たくましい身体からだや、額のきずや、赤銅しゃくどう色の刻みの深い顔など、悪人らしくはありませんが、大親分の昔を忍ばせるには充分です。
細身の蝋塗鞘ろふぬりざや赤銅しやくどうと金で牡丹ぼたん目貫めぬきつか絲に少し血がにじんで居りますが、すべて華奢で贅澤で、三所物も好みがなか/\に厭味です。
陽のうすずきかけた富士川の水が、松のから赤銅あかがねいろに見えて来た頃、吉原方面から、鞭を上げて来た騎馬の男があった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ドアが開いていたので、わたしはきらきら光る赤銅あかのなべがかかって、そこから湯気のうまそうに上っている大きなかまどを見ることができた。