“しんけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神経26.5%
心契18.4%
神經16.3%
真景6.1%
心敬6.1%
晋景6.1%
信卿4.1%
唇形4.1%
神刑2.0%
深谿2.0%
深閨2.0%
真卿2.0%
神契2.0%
秦冏2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はりがふれてもピリッと感じるであろう柄手つかで神経しんけいに、なにか、ソロリとさわったものがあったので竹童は、まさしく相手の得物えものと直覚し
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし幸いにも、拙者と彼とは、——形の交わりはないが、つねに戦場の好敵手として、相見るたび、心契しんけいよしみに似たものを感じ合っている。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
技法ぎはふ尖鋭せんえい慧敏けいびんさは如何いかほどまでもたふとばれていいはずだが、やたらに相手あひて技法ぎはふ神經しんけいがらして、惡打あくだいかのゝしり、不覺ふかくあやまちをとが
麻雀を語る (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
巻中の画、老人が稿本かうほん艸画さうぐわしんにし、あるひは京水が越地にうつし真景しんけい、或里人さとびとはなしきゝに作りたるもあり、其地にてらしてあやまりせむることなかれ。
心敬しんけいが応仁の乱を避けて武蔵野にやって来て、品川あたりに住んでいて、応仁二年(一四六八)に書いたものであるが、その書の末尾にいろいろな名人を数え上げ、それが皆三
れ幽明の異趣、すなわ詭怪きかいの多端、之に遇えば人に利あらず、之に遭えば物に害あり。故に大厲だいれい門に入りて晋景しんけい歿ぼっし、妖豕ようしに啼いて斉襄せいじょうす。禍を降し妖をなし、さいを興しせつをなす。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
過去帖に拠れば京水の父玄俊は名を某、あざな信卿しんけいといって寛政九年八月二日に、六十歳で歿し、母宇野氏は天明六年に三十六歳で歿した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
サア、味噌までにも及びません、と仲直り気味にまず予にすすめてくれた。花は唇形しんけいで、少し佳いかおりがある。食べると甘い、忍冬花すいかずらであった。これに機嫌きげんを直して、楽しく一杯酒をしょうした。
野道 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
科人とがにんはご神刑しんけいにかけます。ご領地りょうちのできごとなら知らぬこと、ご神縛しんばくの科人は当山とうざんのならいによってばっします」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三人ほどの者が、そでをからげて山毛欅ぶなの上へよじのぼっていった。そして、ご神刑しんけいにかかっている、忍剣にんけんのいましめをき、くようにしてろしてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たう玄宗げんそうみなみかたかりす。百官ひやくくわん司職ししよくみなこれにしたがなかに、王積薪わうせきしんふもの當時たうじ名手めいしゆなり。おなじく扈從こじうしていて蜀道しよくだういたり、深谿しんけい幽谷いうこくあひだにして一軒家いつけんや宿やどる。いへしうとよめ二人ふたりのみ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
だから、そのおじょうさんなんざ、年紀としも違うし、一所に遊んだ事はもちろんなし、また内気な人だったとみえて、余り戸外そとへなんか出た事のない人でね、かたく言えば深閨しんけいに何とかだ。秘蔵娘ひぞっこさね。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
から真卿しんけい杲卿こうげが忠勇
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
いやですことねえ、)となにともかぬことをつたのであるが、其間そのかん消息せうそくおのづか神契しんけい默會もくくわい
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
梅痴上人、名は秦冏しんけい、字は白純はくじゅん、別の字は笑誉しょうよ、梅痴また小蓮しょうれん主人と号した。中根淑なかねきよしの『香亭雅談こうていがだん』によれば初め深川霊巌寺の末院本誓寺に住し、後に芝増上寺の学頭となった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)