“不覺”のいろいろな読み方と例文
新字:不覚
読み方割合
ふかく60.0%
そゞろ30.0%
つい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夕ゆうべまでられないのが心配しんぱいになつたが、前後ぜんご不覺ふかくながところのあたりにると、はうなにかの異状いじやうではないかとかんがした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
院長ゐんちやう不覺そゞろあはれにも、また不氣味ぶきみにもかんじて、猶太人ジウあといて、其禿頭そのはげあたまだの、あしくるぶしなどをみまはしながら、別室べつしつまでつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
『御案内した眞意をお話しする』如何にも魂膽のありさうな口吻くちぶりだつたので自分も不覺つい氣が急いて、飯も食はずに急いで飛び出した。
媒介者 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)