“領地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょうち64.3%
りようち14.3%
りやうち14.3%
テリトリー7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきには、きたしょうめて、一きょ柴田勝家しばたかついえ領地りょうち攻略こうりゃくし、加賀かがへ進出しては尾山おやましろに、前田利家まえだとしいえめいをむすんで味方みかたにつけた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それからもと支那しな領地りようちであつて、いま日本につぽん一部いちぶになつた臺灣たいわんにも石器時代せつきじだい遺物いぶつますが、支那しなからるものとよくてをります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
眞田家さなだけ領地りやうち信州しんしう川中島かはなかじまは、列國れつこくまれなる損場そんばにて、年々とし/″\損毛そんまう大方おほかたならざるに、歴世れきせいこの家柄いへがらとて、殖産しよくさんみち發達はつたつせず、貯藏ちよざう如何いかんかへりみざりしかば、當時たうじ不如意ふによいはむかたかりし。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
特に営巣生殖の時期には群れを離れて自分だけの領地テリトリーを占領割拠し、それを結婚の予備行為とした上で歌を歌って領域占領のプロパガンダを叫び、そうして花嫁を呼び迎える鳥類もある。
破片 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)