“庄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょう82.5%
しやう7.5%
これ2.5%
しょうの2.5%
しよう2.5%
せう2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
種々な小禽ことりの声が、ひのきの密林にきぬいていた。二人の頭脳は冷たく澄み、明智あけちしょうを落ちて来てから初めてまことわれにかえっていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いく そこへ行くと、兵隊に行つてただけあつて、しやうさんなんかきびきびしたもんさ。まるで、お祭へでも出掛けるやうな……。
「どうでござんすか。あすこも出て来たきり、これが厭がるもんだで、一向音沙汰おとさたなしで……。」
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
この主従二騎は船で落ちようとみぎわの方へ馬を駆っていたが、源氏のしょうの四郎高家と梶原源太景季が、よき敵ぞ討ちとれや、と叫びながら、これを追った。
十五、四日市から石薬師、願をかけ、しよう野悪さをなほさんとこちや亀山薬師を伏し拝み。
東京の風俗 (新字旧仮名) / 木村荘八(著)
それから豊前太夫ぶぜんだいふました。富本とみもとじやうるりにせうらうましたので、長唄ながうた出囃でばやしります。岩「成程なるほどこれはえらい、ぢやア見にきませう。 ...
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)