私本太平記しほんたいへいき02 婆娑羅帖02 ばさらじょう
都は紅葉しかけている。 高尾も、鞍馬も。 その日、二条加茂川べりの水鳥亭は、月例の“文談会”の日であった。 流れにのぞむ広間の水欄には、ちらほら、参会者の顔も見えはじめ、思い思いな水鳥の群れに似た幾組かを、ここかしこに作りあっていた。 「い …
作品に特徴的な語句
まかせ おや トコロ イツハ がと こと かな ぱず せい つむ てて 妄想モウソウ かず マカ すが うわ ねい じょ 退 こう かえ ぜい いっ じし ちか だん しょく なろ じょ 兄弟ふたり たく ほぐ 角力すまう かた よそほ かつ がく 何方いづかた 花瓶かへい あで せき から がん 輿丁こしかき 殿でん うかご つま まな 山宿やまやど じょう とせ やつ てい あや もと 侍女かしずき 彼方あなた 内容うち はかり 種々くさぐさ はぐ とつ なまめ 盲目めしい しょ 宿駅しゅく 仮名けみょう いさか 寂然じゃくねん 昨夜よべ 胴服どうぶく しゅ けい はず とじ
題名が同じ作品
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:09 建武らくがき帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名)吉川英治 (著)