案頭の書あんとうのしょ
大阪の画工北璿の著はせる古今実物語と云ふ書あり。前後四巻、作者の筆に成れる揷画を交ふ。格別稀覯書にはあらざれども、聊か風変りの趣あれば、そのあらましを紹介すべし。 古今実物語は奇談二十一篇を収む。その又奇談は怪談めきたれども、実は少しも怪談 …
作品に特徴的な語句
しもをとこ たき ぎよ まじは 下女しもをんな とどま しよく ぐわん まづ いづ ある きは なんぢ ゆき 見度みたし さふら 寝所しんじよ 迷宮めいきゆう かん 仙女せんぢよ いで ちなみ しうとめ あふ くらし たまは 頭脳づなう 一粒いちりふ 下男しもをとこ 仕了しおほ ただし 何人なんびと たまたま 内儀ないぎ ねたみ 日参ひまゐり 早速さそく あり おほむ 此家このや なま 男子をのこ ぶし 軽忽きやうこつ 金儲かねまう 難波なには 風変ふうがは たましひ 下女げぢよ あるじ 亭主ていしゆ 今宵こよひ かり なん 修羅しゆら 四方よも 多聞たぶん 大方おほかた 大湊おほみなと あね 宝暦はうれき 小桶こをけ ろう 心当こころあて なる 成就じやうじゆ 指図さしづ 提灯ちやうちん 揷画さしゑ 書肆しよし 朝夕あさゆふ 死霊しりやう 泉下めいど 牛王ごわう 紀州きしう なは 羊羹やうかん 行儀ぎやうぎ 談合だんがふ 諧謔かいぎやく 身体しんたい こひ かつを 一人ひとり 一挊ひとかせぎ 三八さんぱち 下略げりやく 不敵ふてき 乳房ちぶさ まじ また 何心なにごころ その 其処そこ 北璿ほくせん 南無なむ