“書肆”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょし73.0%
しよし16.9%
ほんや9.0%
ほんやの1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この書刷行を重ねること多く、文字も往々鮮明を欠くものがあるようになったので、今度書肆しょしにおいて版を新にすることになった。
善の研究 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
今ここに、書肆しよしから望まれるにそれ等の見聞記を集めて読み返して見ると、すべて卒爾そつじに書いた杜撰づざん無用の文字のみであるのに赤面する。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
といふので、近眼ちかめ書肆ほんやは慌てて膝頭から尻の周囲あたりを撫でまはしてみたが、そこには鉄道の無賃乗車券らしいものは無かつた。
書肆ほんやの文求堂をもうちっと富坂寄とみざかよりの大道へ出した露店ほしみせの、いかがわしい道具に交ぜて、ばらばら古本がある中の、表紙のれた、けばの立った、端摺はしずれひどい、三世相を開けて
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)