“宝暦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほうれき90.0%
はうれき10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
政談月の鏡と申す外題げだいを置きまして申しあぐるお話は、宝暦ほうれき年間の町奉行で依田豐前守よだぶぜんのかみ様の御勤役中に長く掛りました裁判でありますが
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
唐の宝暦ほうれき年中、循州河源じゅんしゅうかげん蒋武しょうぶという男があった。骨格たくましく、豪胆剛勇の生まれで、山中の巌窟に独居して、狩猟に日を送っていた。
如何に宝暦はうれき明和めいわの昔にもせよ、一月に二両二分の収入では多銭たせん善く買ふ訳にも行かなかつたであらう。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ちなみに云ふ。「古今ここん実物語」は宝暦はうれき二年正月出板、土冏然とけいぜんの漢文の序あり。書肆しよしは大阪南本町一丁目村井喜太郎むらゐきたらう、「古今百物語」、「当世百物語」号と同年の出版なりしも一興ならん
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)