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鼠壁
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ねずみかべ
ふりがな文庫
“
鼠壁
(
ねずみかべ
)” の例文
箪笥の上にも何一ツこまごました物も載せられていないので、二階中はいかにもがらんとして古畳と
鼠壁
(
ねずみかべ
)
のよごれが
一際
(
ひときわ
)
目に立つばかり。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
お由はしづかに
揺
(
ゆ
)
り起して、半分は寐ぼけてゐるやうな若い娘を寝床の上に起き直らせると、かれの黒い影は一方の
鼠壁
(
ねずみかべ
)
に細く揺れて映つた。蝋燭を差出す父の手がすこしく
顫
(
ふる
)
へてゐるからであつた。
影を踏まれた女:近代異妖編
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鼠
漢検準1級
部首:⿏
13画
壁
常用漢字
中学
部首:⼟
16画
“鼠”で始まる語句
鼠
鼠色
鼠賊
鼠骨
鼠木綿
鼠不入
鼠小僧
鼠捕
鼠甲斐絹
鼠坂