“黄檗山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうばくさん75.0%
おうばくざん12.5%
わうばくさん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇治黄檗山おうばくさんの山口智海という二十六歳の学侶が西蔵チベットへ行って西蔵訳の大蔵経(一切経または蔵経、仏教の典籍一切を分類編纂したもの)
新西遊記 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
宇治うじ黄檗山おうばくざんを今しもで来たりたる三人みたり連れ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
(中略)かつて長崎に遊歴せしところ、唐山の風俗を問ひこゝろみ、帰りて後常に黄檗山わうばくさんにいたり、大成禅師だいじやうぜんしに随ひ遊べることありしに、人ありて唐山の風俗を禅師に問ふものあり。
僻見 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)