“おうばくさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
黄檗山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇治の黄檗山おうばくさん万福寺は純支那風な伽藍ですが、京阪電車を利用すれば、私の住居から遠い距離ではありません。
女占師の前にて (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
宇治の黄檗山おうばくさん万福寺はわづかに二百六十年の歴史しかない寺で、総本山のことですから参詣の大衆も意識してはゐるでせうが、寺院建築は堕落してはゐませんね。
宇治の黄檗山おうばくさん万福寺は隠元いんげんの創建にかかる寺だが、隠元によれば、寺院建築の要諦は荘厳ということで、信者の俗心を高めるところの形式をととのえていなければならぬと言っていたそうである。
日本文化私観 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)