“麻肺湯”の読み方と例文
読み方割合
まはいとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ一つの方法は、麻肺湯まはいとうを飲んで、仮死せるごとく、昏々と意識も知覚もなくしておいてから、脳袋を解剖きりひらき、風涎ふうぜんの病根を切り除くのでござります。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぞうわずらい、腹腑ふくふを腐らしたような重病人も、麻肺湯まはいとうを飲ますと、須臾しゅゆの間に昏睡して、仮死の状態になります由で、すなわち彼は、とうをとって、腹を解剖ひらき、臓腑を薬洗やくせんして
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)